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「次は何を作ろうか」
木工に魅せられた、充実のシニアライフ。

eK X / 2019

OKAI TAKASHI

山あいの住宅地の一角に、その小さな木工作業小屋はある。廿日市市にお住いの岡井さんが、木工製品の制作用に建てた作業場だ。取材に訪れた日はあいにく、小雨がぱらつく天気だったが、作業場に足を踏み入れると、ウクレレやオカリナなどの楽器や、おもちゃ、家具が出迎えてくれた。そして何より、目を細めながらそれらの制作過程を語る岡井さんの笑顔が印象的だった。木工に情熱を傾けながら、三菱eK Xを相棒として過ごす、岡井さんのライフスタイルと、楽しいと感じる瞬間について話を訊いた。

何もかも忘れて、作業に没頭する瞬間が楽しい。

椅子やテーブルなどの家具、輪ゴム鉄砲などのおもちゃ、コースター、楽器から収納用の棚まで、これまで、いろいろと作ってきたね。毎日午前11時ぐらいにはこの作業場に来てる。特に楽しいのは作業に没頭している時かな。木材が想定通りにきれいに切断できたり、無心で組み立てたりしている瞬間が一番だね。特に好きなのは楽器かな。音が出るでしょ。だから楽しいよね。音の出方にバラツキがあるので、まだまだ研究は必要だけどね。一つ出来上がるともう「次は何を作ろうか」と考えちゃう。

定年後は、のんびり釣りの予定だったのに。

モノづくりの楽しさと出会ったのは、重工系の会社に入った時かな。研究所でずっと機械の運転試験をやってた。その頃は鉄が相手だし、自分自身が組み立てる機会は少なかったけど、週末に自宅で、小物入れやポストを木で作ってから、木工が好きになったんだよね。それからずっと週末だけ自宅でコツコツと作ってきた。3年ぐらい前に定年退職してからは毎日かな。ボートで海釣りの趣味もあって「定年後はのんびり釣りかなぁ」と思っていたんだけど、木工に夢中になってしまって、釣りには行ってないんだよね。

木材の仕入れに活躍する、小気味よい愛車。

日常の足は自転車なんだけど、クルマは木工材料の仕入れにホームセンターに行くときに使うことが多いね。eKクロスは荷室が広いし、後席の足元も広いから、2mぐらいの木材なら、座席を倒さずにそのまま運べるのが便利だね。ここ数年は脚を悪くしてね。それでも運転が楽なのがありがたいね。発進の時モーターアシストがついているから加速も楽だし、オートブレーキホールドのおかげで、ブレーキをずっと踏まなくてもいい。今回のクルマは禁煙にしてね(笑)永く大事に乗っていきたいなと思ってる。

わかってくれている「信頼」のありがたさ。

eKクロスを買った理由? それは三菱自動車の担当の方のおすすめだね。今の担当の方になって、もう10年来になるのかな。信頼しているから、もう車種もおまかせで。下取りはいくら、ボディーカラーも装備もこれ、とね。若い頃は他社も乗ったけど、ずっと三菱だね。前のクルマがeKカスタムで、デリカD:2、リベロというワゴンにも乗ったかな。ずっとマニュアル派だったんだけど、脚を悪くしてから、eKカスタム以降はオートマを提案してもらったんだよね。

いつまでも研究心は大切にしたい。

木工品はまだ売ったことはないね。三菱の担当の方がどうしても譲って欲しいとおっしゃって、一点楽器を売っただけじゃないかな。まだまだ改良しないといけないところがあって、その研究に忙しい。楽器の音色をもっと研究したいし、塗装についても耐久性や安全性を考えたい。屋外に置いている家具は、塗装の耐久試験も兼ねているんだよね。作った楽器を孫にもあげたいけど、ついつい「もうちょっと改良しなきゃ」と後伸ばしにしちゃう。

「やりたいことがたくさん」ある喜び。

その日の作業を終えて、自宅に帰って晩酌をする瞬間は格別だね。もちろんその時も「あそこはもっと改良しよう」とか「次はこれを作ろう」って木工のことばかり考えているけどね。定年退職してすぐに家内を亡くして、子どもも巣立ったので、今はひとり。でも、したいことがたくさんあって、毎日時間が足りないんだよね。今度は何をつくろうかと、真っ白い紙にいろいろとラクガキしてね。いつかは木工品を売れたらうれしいかな。そのためにも、もっと研究をしないとね(笑)。

車とオーナー写真
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eK X / 2019

OKAI TAKASHI

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